
LTH
Life Time Group Holdingsプールやスパ、託児施設まで備えた大型施設で、会員の世帯年収の中央値は商圏の中央値の1.4倍にあたる$160,000。設備を絞った低価格ジムとは客層が重ならず、値上げが通りやすい。
会費と入会金だけでセンター収入の72%を賄う、サブスクリプション型の仕組みを持つ。会員1人あたりの年間単価は2023年の$2,810から2025年は$3,531まで伸びており、値上げそのものが成長の推進力になっている。
月会費は生活必需品ではないため、景気が悪化すれば真っ先に見直される。1拠点あたり$25M〜$30Mを投じる大型施設なので、出店を止めれば売上の伸びも同時に止まる。
2026年から年12〜14拠点という出店ペースを掲げる。施設の71%を賃貸で構えて土地の重さを避けつつ、55歳以上向けのARORAや長寿医療のMIORAのように、既存の会員に売る中身も増やしていく。
会員は月単位でいつでも退会できるため、通い続けたいと思わせられるかが毎月試される。新しい拠点が想定した業績に届くまで平均3〜4年かかり、その間は先行費用が利益を圧迫する。
この会社をどう読むか
Life Time Group Holdingsの会員は、世帯年収の中央値が$160,000。その施設が建つ商圏の中央値の1.4倍にあたる。ジムというより、プールもスパも託児所もあるカントリークラブに近い。
会員1人あたりの年間単価は2023年の$2,810から2025年は$3,531へ。会員数を増やすより、一人から取る額を上げることで伸びてきた会社だ。この値上げが通らなくなった時に何が残るかが、この銘柄の見どころになる。
バランスシート (要約)
資産 $8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.1B(39%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$205M
- 他の流動資産$181M
- 固定資産$7.6B
- 流動負債$610M
- 長期借入金$1.5B
- 短期借入金$22M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $3B
- 売上成長率
- 14.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 16.1%
- 純利益率
- 12.5%
- ROE
- 12.0%
- ROIC
- 8.2%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $871M
- フリーCF
- −$21M
- 営業CFマージン
- 29.1%
- 現金ランウェイ
- 約10年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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