
LXRX
Lexicon Pharmaceuticals化合物を手当たり次第に試す創薬とは、探し方そのものが違う。遺伝子を一つずつ働かなくして体への影響を確かめる「ノックアウト」研究から、100を超える標的を絞り込んできた。
承認済みのINPEFA(ソタグリフロジン)を米国で自ら販売し、その売上を稼ぎの土台にする。加えて、Novo Nordiskにライセンスした肥満症の候補薬LX9851など、提携先から受け取る契約金と分配金が入る。
INPEFAはまだ会社を支える規模の売上になっておらず、開発費が先行して赤字が続く。1型糖尿病向けの適応(ZYNQUISTA)は2019年と2024年の二度、FDAから承認できないとの回答を受けており、道のりは長い。
INPEFAの販売基盤を細く長く保ちながら、Bristol-Myers SquibbやNovo Nordiskとの提携から入る資金で自社の候補薬を進める。株主還元より、次の承認までの体力を確保することを優先している。
INPEFAの処方の広がりと、開発中の候補が試験を通過して次の収益源になるかに依存する。
この会社をどう読むか
Lexicon Pharmaceuticalsの出発点は、薬そのものではなく方法論にある。マウスの遺伝子を約5,000個、一つずつ働かなくして体にどんな変化が起きるかを確かめ、そこから100を超える有望な標的を絞り込んできた。
その成果の一つが、心不全の患者の入院や心血管死のリスクを下げる薬として承認されたINPEFAだ。同じ成分を1型糖尿病に広げる申請は2019年と2024年の二度、FDAから承認できないとの回答を受けている。神経障害性疼痛の候補薬はBristol-Myers Squibbとの共同研究から生まれ、肥満症の候補薬LX9851はNovo Nordiskへライセンスした。自社の発見を他社の開発力につなぐ形で価値を積み上げている。
バランスシート (要約)
資産 $185M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $108M(58%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$34M
- 他の流動資産$68M
- 固定資産$83M
- 流動負債$21M
- 長期借入金$49M
- 短期借入金$5M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $50M
- 売上成長率
- 60.2%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −98.2%
- 純利益率
- −101.1%
- ROE
- −46.8%
- ROIC
- −23.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$68M
- フリーCF
- −$68M
- 営業CFマージン
- −136.2%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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