
MMI
Marcus & Millichap大口の物件を追う全国系の同業に対し、価格の小さい取引のほうへ人員を集中させている。1件あたりは小さいが件数が多く、地域の物件情報を担当者網で押さえる設計になる。
収入の8割強は物件の売買を仲立ちした手数料で、価格に応じた歩合として入る。残りは融資の仲介料と助言料が占め、2025年は8,818件・約$50.8Bの取引をまとめた。
金利が上がって融資が組みにくくなれば、買い手が動けず取引そのものが止まる。1,808人のブローカーは社員でなく歩合の請負で、稼げない年が続けば同業へ流れていく。
1971年に始まった仲介部門を2013年に本体から切り離して上場した経緯を持つ。以来、配当よりも拠点とブローカーの頭数を増やすほうに資金を回してきた。
稼ぎの中心は$1M~$10Mの個人投資家向け市場にあり、2025年の仲介手数料の64%がここから来た。相続や離婚、税金の都合で動く売買が多く、機関投資家向けより市況の波が浅いとされる。
この会社をどう読むか
Marcus & Millichap が狙うのは、事業用不動産のなかでは小さい$1M~$10Mという価格帯だ。米国で$1Mを超える取引の8割はこの規模に集まるとされ、金額は小さいが件数の多い市場になる。
2025年の仲介手数料の64%がこの価格帯から入った。相続や離婚といった個人の事情で動く売買が多く、機関投資家の資金の出入りより波が浅い。ただし金利が上がって融資が止まれば取引そのものが消え、歩合制で働く1,808人の収入もまとめて細る。
バランスシート (要約)
資産 $827M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $603M(73%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$162M
- 他の流動資産$147M
- 固定資産$518M
- 流動負債$121M
この判定で見た指標: 自己資本比率。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $755M
- 売上成長率
- 8.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −1.8%
- 純利益率
- −0.3%
- ROE
- −0.3%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $67M
- フリーCF
- $59M
- 営業CFマージン
- 8.8%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $21M
- 配当性向
- —
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