まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
免疫全体を抑えにいく既存の抗炎症薬と違い、制御性T細胞だけを選んで働かせる仕組みに賭けている。過去にBMSとの取り決めで総額$1.9B、Eli Lillyからは主力候補の提携で$150Mの前払い金を受け取っており、この技術を大手が高く買った履歴が残る。
主力候補はレズペグアルデスロイキンで、制御性T細胞を選んで働かせる薬として、アトピー性皮膚炎を対象にした第2b相を終え、2026年に第3相へ進む計画にある。ほかに前臨床のNKTR-0165と、CAR-T療法の後に使うNKTR-255を抱え、開発費はこれまで提携先からの前払い金や一時金でまかなってきた。
第3相で狙った効果が示せなければ、代わりに支える収入源が残っていない。試験の費用がかさむ一方で、資金を継ぎ足すたびに株式の希薄化が進む。
2022年と2023年の再編で研究拠点と製造施設を手放し、開発の的を数少ない候補に絞り込んだ。いまは主力の第3相を自社の資金で走らせる構えで、人も費用もそこへ寄せている。
会社の行方は、レズペグアルデスロイキンが第3相で第2b相と同じ効き目を再現できるかにほぼ集約される。手元の現金と有価証券は2025年末で約$245Mあるが、ここから第3相の費用が本格的に立ち上がる。
資産 $280M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $90M(32%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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