NVEC
NVE汎用の半導体競争に一度も加わらず、創業者ジェームズ・ドーントン博士が拓いたスピントロニクスだけを磨いてきた。1989年の創業以来、$50Mを超える政府の研究契約が技術と特許の土台になっている。
電子のスピンという磁石的な性質を使い、回路の間を絶縁したまま信号を渡す部品と、位置や速度を測る部品を作る。医療機器や工場の自動化など故障が許されない現場に供給しており、Abbott Laboratoriesなど少数の大口が売上の多くを占める。
売上が少数の顧客と少数の製品に寄っており、一社の設計変更でも数字が振れる。市場そのものが大きくないため、伸びしろにも天井がある。
新しい分野に手を伸ばすより、既存のニッチで厚い利幅を保つほうを選ぶ。稼いだ現金の大半は配当として株主に戻し、身の丈を超えた投資はしない。
医療と産業という、信頼性が最優先される狭い市場での採用が続くかどうか。3月末で締める会計年度のため、大口の受注が期をまたぐだけで四半期の数字は目に見えて動く。
この会社をどう読むか
NVEという小さな会社の売上は少数の大口に寄っていて、そのひとつが医療機器で知られるAbbott Laboratoriesだ。
作っているのは、電子の電荷ではなくスピンという磁石的な性質を使った部品で、回路の間を絶縁したまま信号を渡す。1989年に物理学者ジェームズ・ドーントン博士が創業して以来、汎用の半導体競争には加わらず、$50Mを超える政府の研究契約でこの一本を磨いてきた。狭い市場で厚い利幅を取り、稼いだ現金を配当で戻す、身の丈のはっきりした会社だ。
バランスシート (要約)
資産 $60M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $58M(96%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$2M
- 他の流動資産$30M
- 固定資産$28M
- 流動負債$1M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $26M
- 売上成長率
- 1.8%
- 粗利率
- 78.7%
- 営業利益率
- 60.5%
- 純利益率
- 57.7%
- ROE
- 26.1%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $17M
- フリーCF
- $14M
- 営業CFマージン
- 63.3%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $19M
- 配当性向
- 127.3%
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