OFIX
Orthofix Medical骨の癒合を促す装置で、電磁場(PEMF)と低出力超音波(LIPUS)の両方を持つメーカーは同社だけだという。手術で埋め込む器具と、手術を使わずに治す装置を同じ会社が並べて売っている点も珍しい。
売上の84%は構成軸の固定具や生体材料を扱うGlobal Spine部門から来る。残る16%は手足の骨折や変形を治すGlobal Limb Reconstruction部門で、どちらも整形外科医への直接営業と代理店を通じて届けている。
脊椎インプラントは大手と新興が入り乱れる分野で、値引き圧力が絶えない。保険の支払い方針が変われば手術件数そのものが揺れ、統合作業が長引けばその費用が利益を削る。
合併で得た規模を、新製品の投入と保険適用の拡大に振り向ける成長優先の経営。二社分に増えた製品ラインと販売網をどう一本化するかが、当面いちばん手のかかる仕事になっている。
執刀する整形外科医が製品を選び続けるかどうかと、保険で費用が認められるかどうかで需要が決まる。2023年の合併で一つになった二社の製品ラインと営業網を、どこまで一本にまとめられるかも業績を動かす。
この会社をどう読むか
1980年にイタリアのヴェローナで生まれた整形外科メーカーが、2018年に本籍をデラウェア州へ移し、2023年には同業のSeaSpineと対等合併した。いまの Orthofix は、その合併後の姿になってまだ数年しか経っていない。
売上の84%は構成軸まわりの製品が占めるが、この会社を他社と分けているのは比率のほうではない。骨の癒合を電磁場と超音波の両方で促す装置を揃えているのは同社だけで、手術に頼らない治療という別の入口を持っている。
バランスシート (要約)
資産 $851M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $450M(53%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約64年分
- 現金・現金同等物$82M
- 他の流動資産$335M
- 固定資産$434M
- 流動負債$170M
- 長期借入金$157M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $822M
- 売上成長率
- 2.9%
- 粗利率
- 68.8%
- 営業利益率
- −9.9%
- 純利益率
- −11.2%
- ROE
- −20.5%
- ROIC
- −10.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $33M
- フリーCF
- −$1M
- 営業CFマージン
- 4.1%
- 現金ランウェイ
- 約64年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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