PCTY
Paylocity Holding給与・人事の事務に加え、従業員の交流や学習を支える機能で、働きやすさと定着を高める点に独自色を持つ。事務の自動化だけでなく従業員の体験を重視し、中堅企業に支持を集めた。いったん人事業務に組み込まれると切り替えが難しく、継続課金が積み上がる。中堅企業向け人事ソフトの有力企業の立ち位置にいる。
中堅企業向けに、給与計算や勤怠管理、採用、福利厚生に加え、従業員どうしの交流や学習を支える機能までをまとめたソフトの継続利用料が収益の柱。人事の事務を自動化しつつ、従業員の働きやすさや定着を高める機能で差をつける。利用する従業員数や機能に応じて課金される。人事業務に深く組み込まれるソフトで継続課金を積み上げて稼ぐ構造になっている。
景気後退で企業の雇用が減ると、従業員数に連動する課金が鈍る。人事ソフトの分野は競合が多く、大手や同業との競争が激しい。導入には手間がかかり、顧客の解約や、給与計算という間違いの許されない業務でのトラブルも、収益や信頼の重しになりうる。雇用と競争に業績が左右される面を持つ。
配当を出さず、利益をソフトの機能強化と、新規顧客の獲得、従業員体験の機能の拡充に振り向ける成長志向の経営。給与・人事に従業員の交流や学習を加えた独自色を生かし、中堅企業を中心に顧客を増やしながら、従業員数の増加とともに課金を伸ばし、継続利用料を積み上げて稼ぐ方針が特徴。
企業の人事ソフトへの投資と、継続利用、雇用の状況に依存する。企業が人事の効率化や従業員の定着にソフトを導入し続けるか、導入企業が解約せず機能を追加するか、従業員数の増加とともに課金が伸びるか、そして競合と差をつける機能を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $4.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.2B(25%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$272M
- 他の流動資産$3.5B
- 固定資産$1.2B
- 流動負債$3.4B
- 長期借入金$81M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.8B
- 売上成長率
- 11.0%
- 粗利率
- 69.2%
- 営業利益率
- 21.8%
- 純利益率
- 15.2%
- ROE
- 22.1%
- ROIC
- 23.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $533M
- フリーCF
- $497M
- 営業CFマージン
- 30.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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