PLAY
Dave & Buster's Entertainment一つの大型店にアーケードと外食を同居させ、さらに二つの看板を使い分けて商圏を選べる点が、単一ブランドの外食チェーンとは違う。春と年末に売上が偏る季節性も、レストランというより娯楽施設の性格に近い。
収入はゲームの遊技料と飲食に分かれ、2025年度は前者が$1,323.5Mで全体の62.9%、後者が$779.3Mで37.1%を占めた。ゲームのほうが原価が軽く、店舗の採算はこちらに寄っている。2025年度はDave & Buster'sを8店、Main Eventを3店の計11店を新たに開いた。
新店は開業一年目に固定費が相対的に軽く見える蜜月の効果を受け、二年目にその効果が消えて利益率が落ちる。この落差を次の出店で埋め続けられなければ、成長の絵が保たない。2025年度は11店を開いてなお総収入が$2,102.8Mと前年から減っており、既存店の客足の弱さが表に出ている。
判断の中心は出店のペース配分と、二つのブランドの店舗網をどこまで揃えるかに置かれている。労働と運営の効率を上げる目的で決算期の締め日を日曜から火曜へ動かすなど、店舗の現場の都合を優先して制度を変える身軽さもある。
新店の出店ペースと既存店の客足、そして借入契約に付いた財務制限条項の順守に左右される。可処分所得から出る支出が中心のため、消費者心理の冷え込みが数字にすぐ表れる。
この会社をどう読むか
Dave & Buster's Entertainment を測る単位は店だ。ゲームと食事を同居させた大型店を年に何店開けるかで、この会社の伸びはほぼ決まる。看板をMain Eventと二枚に増やしたのも、開ける場所を増やすためだった。
読み方の要は、新店の一年目と二年目の落差にある。開業直後は固定費が相対的に軽く見えるが、二年目にその効果が消えて利益率が下がる。2025年度は11店を開きながら総収入が前年を下回っており、出店で穴を埋め続ける走り方が、どこまで通用するかが問われている。
バランスシート (要約)
資産 $4.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $91M(2%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$17M
- 他の流動資産$108M
- 固定資産$4B
- 流動負債$435M
- 長期借入金$1.5B
- 短期借入金$7M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.1B
- 売上成長率
- −1.4%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 4.1%
- 純利益率
- −2.3%
- ROE
- −53.4%
- ROIC
- 4.2%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $291M
- フリーCF
- −$101M
- 営業CFマージン
- 13.8%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
PLAY の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…