
PRTH
Priority Technology Holdings代金を受け取る側の処理だけでなく、支払う側の管理と資金の保管まで同じ画面で扱える。決済処理だけを売る会社に比べ、顧客が任せられる範囲が広い。
2005年創業のPriorityは、約180万の顧客口座を抱え、年間で$150B規模の決済を処理する。事業は三本立てで、店舗のカード決済を扱うMerchant Solutionsと、企業間の支払いを自動化するPayablesが土台になる。そこへ、余った資金を預かるTreasury Solutionsが乗る。決済額に応じた手数料と、預かり資金の運用益が収入になる。
景気が冷えて中小企業の決済量が落ちれば、手数料収入がそのまま細る。金利が下がると預かり資金の運用益が縮み、決済業界の値下げ競争も利幅を削る。買収で積み上げた借入は、金利の上昇局面で返済負担が重くなる。
買収で組み立てた三つの事業を一つに統合しながら、借入の圧縮を進めている。手元の現金は返済と統合に向けられ、株主への配当は行っていない。
中小企業の決済量と、支払い自動化ツールを入れる企業の数が収入を動かす。預かり資金の運用益は金利水準に連動し、買収で膨らんだ借入の返済も並行した課題になる。
この会社をどう読むか
Priority Technology Holdingsは、2005年にジョージア州アルファレッタで生まれた決済会社だ。今では約180万の顧客口座を抱え、年間$150B規模の取引を処理する規模まで育っている。
決済会社と聞くとカード処理だけを思い浮かべがちだ。だがPriorityは、代金の受け取りに加えて、企業が取引先へ払う代金の管理と、余った資金の保管まで一つのプラットフォームに束ねている。買収を重ねてこの三本柱を組み立ててきた経緯があり、決済量そのものより借入の圧縮と統合の進み具合が数字に出やすい。
バランスシート (要約)
資産 $2.4B を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。営業利益は支払利息の1.6倍、借金は本業の稼ぎの約5.1年分
- 現金・現金同等物$77M
- 他の流動資産$1.4B
- 固定資産$884M
- 流動負債$1.4B
- 長期借入金$1B
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $953M
- 売上成長率
- 8.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 14.8%
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $100M
- フリーCF
- $75M
- 営業CFマージン
- 10.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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