
QNST
QuinStreet露出量で請求しないため、集客が空振りしたときの損は自社が被る。1999年の設立以来25年その形を続け、多数の広告主の需要をまとめて媒体を買うことで、単独では届かない条件を引き出している。
金融サービスと家庭向けサービスの分野で、検索広告や自社の比較サイト、提携メディアからネット利用者を集める。企業が払うのは、クリックや申し込み、成約といった成果が実際に発生した分だけだ。
広告主が予算を絞る局面では、成果報酬ゆえに収益が真っ先に細る。検索エンジンの仕様変更や広告費の高騰は、利用者を集める原価を直に押し上げる。
一つの業種に寄りかからないよう、金融サービスと家庭向けサービスの二本立てで仲介先を広げてきた。媒体費を収益分配契約に寄せ、相場が荒れた時の損益の振れを抑える運営を重ねている。
金融機関や住宅関連の企業が新規顧客の獲得にどれだけ予算を割くかに、需要の側が乗っている。媒体費の多くを提携先との収益分配で払っており、この形が費用を変動費に変えている。
この会社をどう読むか
テレビCMや看板は見られた回数に値段がつくが、QuinStreetはそこで請求しない。クリック、申し込み、成約といった、実際に起きたことの数だけを企業に請求する。
その代わり、利用者を集めるための媒体費は自社が先に払う。集めた見込み客が成果に届かなければ丸ごと損になる形で、1999年の設立から25年、金融と住宅という二つの分野でその採算を保ってきた。
バランスシート (要約)
資産 $721M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $323M(45%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$128M
- 他の流動資産$188M
- 固定資産$405M
- 流動負債$260M
- 長期借入金$70M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.3B
- 売上成長率
- 18.3%
- 粗利率
- 11.3%
- 営業利益率
- 2.7%
- 純利益率
- 6.3%
- ROE
- 25.1%
- ROIC
- 7.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $131M
- フリーCF
- $128M
- 営業CFマージン
- 10.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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