ROCK
Gibraltar Industries一つの製品を掘り下げるより、金属を加工する技術を持ったまま伸びる持ち場へ乗り換える。2025年に金属屋根の非公開3社を計約$106Mで買い、翌2026年には再生可能エネルギー部門を売却予定に区分した動きにそれが出ている。
住宅の雨どいや通気部材、植物工場向けの温室、橋の伸縮継手という三つの部門を持つ。2026年2月2日には屋根まわりの部材メーカーOmniMaxを$1.335Bの現金で買い、いちばん大きな住宅部門にさらに厚みを足した。
住宅市況が冷えると、屋根まわりの部材から先に需要が抜ける。買ったばかりのOmniMaxを溶け込ませられなければ、$1.335Bを賄った借り入れだけが残る。
買うのと畳むのを同じ月にやる。OmniMaxを買った18日後には再生可能エネルギー部門の電気系統資産を約$70Mで売り、代金をそのまま借入の返済に回している。
住宅の改修と新築の量、農業施設への設備投資、鋼材やアルミの仕入れ値で採算が動く。OmniMaxの代金は新しく組んだ与信枠で賄っており、その返済も先行きに効いてくる。
この会社をどう読むか
Gibraltar Industriesは屋根の雨どいや農業用の温室を作る地味な建材メーカーだが、2026年2月のわずか18日間で中身を大きく入れ替えた。屋根まわりの部材メーカーOmniMaxを$1.335Bの現金で買い、直後に再生可能エネルギー部門の電気系統資産を約$70Mで手放している。
残るのは住宅、農業施設、橋という三つの持ち場で、共通しているのは金属を加工する技術だけだ。製品への執着はなく、どこに体重を乗せるかで会社の形そのものが変わっていく。
バランスシート (要約)
資産 $1.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $950M(68%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$116M
- 他の流動資産$513M
- 固定資産$765M
- 流動負債$366M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.1B
- 売上成長率
- 11.0%
- 粗利率
- 26.9%
- 営業利益率
- 10.8%
- 純利益率
- −3.9%
- ROE
- −4.7%
- ROIC
- 10.2%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $167M
- フリーCF
- $121M
- 営業CFマージン
- 14.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
ROCK の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…