まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
長年守ってきたケーブルの縄張りと、他社の縄張りへ攻め込むGlo Fiberを同時に抱えている点が珍しい。守りの回線が生む現金で、攻めの工事費をある程度まかなえる構えになっている。
バージニア州など米国東部8州で、自前の光ファイバーとケーブル網を通じてネット・電話・テレビを届け、月々の利用料を得る。回線は約19,000マイル、契約サービス数は約262,000で、古くからの区域では約252,000世帯を押さえる地元の本命にあたる。これとは別にGlo Fiberという新設の光回線が約427,000世帯まで届いており、こちらは他社の客を取りに行く側にいる。
回線を敷く工事には先に巨額の費用がかかり、契約が集まるまでの間は投資が重荷になる。金利が上がれば借入の費用がかさみ、延伸の採算ラインが遠のく。携帯の5G回線が固定回線の代わりに選ばれる余地も残っている。
敷き終えた回線とその契約を切り出して担保にする手法へ踏み込み、2025年12月に$567.4Mの証券化債で既存の借入をまとめて返した。工事を続けながら還元も止めない構えで、資金の調達手段を増やすことに神経を使っている。
Glo Fiberをどこまで延ばし、通した先で何割を契約に変えられるかが伸びを決める。Glo Fiberが通る区域の88%では相手の電話会社がまだDSLどまりで速度差をつけやすいが、地元のケーブル会社とはどこでも正面からぶつかる。
資産 $1.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $881M(46%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
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