
SKIL
Skillsoft講座を並べて売るのではなく、誰がどのスキルを持ち、どこが足りないかを見えるようにする仕組み自体を売っている。対面研修のGlobal Knowledgeはフォーチュン100社の75%が使う。
収入の中心は企業向けスキル管理プラットフォームの購読料で、3,000社超・従業員4,200万人が使い、契約は複数年にわたることが多い。個人向けのラーナープラットフォームには約5,900万人が登録し、対面研修のGlobal Knowledge事業も併せ持つ。
Global Knowledgeについて会社は、研修資産を自前で持つより外部と組むほうがよいかもしれないと書いている。見直しの結論次第では、この事業の減損につながりうる。
製品の重心をコンテンツ販売からプラットフォームへ移し、採算の低い事業には戦略的な見直しをかける。買収で膨らんだ事業構成を選び直す局面にある。
企業がスキル開発への支出を続けるか、既存契約が更新されるか、そしてAIの浸透に合わせて中身を作り替えられるかにかかる。Global Knowledge事業は戦略的な見直しの最中にある。
この会社をどう読むか
Skillsoftの出発点は研修会社ではなく、2019年に作られた空箱の買収会社Churchill Capital Corp IIだった。研修事業を取り込み、2021年6月にいまの社名になった。
いま売っているのは講座そのものより、社員が何のスキルを持ち何が足りないかを見えるようにする仕組みだ。ただし対面研修のGlobal Knowledgeは戦略的な見直しの最中にあり、事業の形はまだ動く。
バランスシート (要約)
資産 $963M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。営業利益が支払利息に届いていない、自由に使える現金で借金を約25年で返せる
- 現金・現金同等物$101M
- 他の流動資産$232M
- 固定資産$630M
- 流動負債$373M
- 長期借入金$571M
- 短期借入金$6M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $513M
- 売上成長率
- −3.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −17.5%
- 純利益率
- −27.3%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $25M
- フリーCF
- $23M
- 営業CFマージン
- 4.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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