TRMB
Trimble
位置を正確に測る技術を軸に、機器とソフトを組み合わせて特定業界の課題を丸ごと解決する点が強み。建設や農業など専門性の高い分野に深く食い込み、現場の作業に組み込まれると切り替えにくい。継続利用料の比率を高め、機器販売の波を和らげる収益構造へ移してきた立ち位置にいる。
衛星測位やセンサーを使って位置や距離を正確に測る機器と、そのデータを生かすソフトの販売が収益の柱。建設や農業、物流といった現場向けに、測量や重機の自動制御、配送管理などの仕組みを提供する。機器の販売に加え、ソフトの継続利用料が積み上がる。専門分野の効率化を丸ごと支えて稼ぐ構造になっている。
景気後退で建設や農業の設備投資が絞られると、機器の販売が落ち込む。農産物価格の下落で農家の投資意欲が冷えると、農業向けが鈍る。技術で追われたり、専門分野ごとの需要が偏ったりするリスクもある。機器販売は景気の波を受けやすく、業績を振らす要因になる。
配当を出さず、利益をソフト事業の強化と、買収による分野拡大に振り向ける成長志向の経営。機器中心から継続利用料を積み上げる構造へ移し、専門分野ごとの課題解決を深めながら、景気に振れにくい安定した収益を増やす方針が特徴になっている。
建設や農業、物流の設備投資と、ソフトの継続利用の広がりに依存する。各業界が効率化への投資を続けるか、機器とソフトを組み合わせた仕組みを売り込めるか、継続利用料を積み上げられるか、そして技術で他社に差をつけられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $9.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $5.8B(63%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$253M
- 他の流動資産$1.4B
- 固定資産$7.7B
- 流動負債$1.5B
- 長期借入金$1.4B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $3.6B
- 売上成長率
- −2.6%
- 粗利率
- 69.1%
- 営業利益率
- 16.5%
- 純利益率
- 11.8%
- ROE
- 7.3%
- ROIC
- 6.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $386M
- フリーCF
- $361M
- 営業CFマージン
- 10.8%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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