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Under Armourプロ選手やチームとの契約を通じて競技現場での信頼を築き、そこから一般消費者へ広げる王道のスポーツブランド戦略を取る。自社小売店を在庫処分の場としても使い分けている点が特徴。
高機能素材を使ったウェア・シューズ・アクセサリーを、スポーツ用品チェーンなどの卸売と、自社の直営店やECで販売する。北米が売上の約6割を占め、卸売と直営がほぼ半々の比率で成り立っている。
消費者の節約志向が強まると、値引き販売が中心のアウトレット店頼みになりやすく、ブランドの価格維持が崩れやすい。主力の北米事業が鈍化すると、他地域の伸びだけでは補いきれない。
海外拠点の統廃合や物流拠点の見直しなど、収益改善のための構造改革を継続的に進めている。会計処理をめぐる内部統制の不備が近年の課題として指摘されている。
北米での販売動向とアウトレット直営店の集客に業績が左右される。生産は外部の契約工場に委託しており、ヨルダンやベトナムなど限られた国に製造が集中している。
この会社をどう読むか
Under Armourは、プロ選手が着るスポーツウェアの会社という印象が先に立つが、決算を見ると卸売と直営店・ECがほぼ半々を占める、地に足のついた小売企業の顔が見えてくる。
北米で稼いだ売上を、ヨーロッパやアジア太平洋の店舗網でじわじわ広げていく構造になっており、割引販売の多いアウトレット店が在庫調整の受け皿として重要な役割を担っている。ブランドの高級感を保ちながら値引きに頼りすぎない厳しい資金繰りが続く体。この二面性を意識すると、業績の波の読み方が変わる。
バランスシート (要約)
資産 $4.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.4B(32%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約2年分
- 現金・現金同等物$309M
- 他の流動資産$2.4B
- 固定資産$1.7B
- 流動負債$1.7B
- 長期借入金$591M
- 短期借入金$600M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $5B
- 売上成長率
- −3.8%
- 粗利率
- 45.5%
- 営業利益率
- −3.3%
- 純利益率
- −10.0%
- ROE
- −35.0%
- ROIC
- −4.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$75M
- フリーCF
- −$162M
- 営業CFマージン
- −1.5%
- 現金ランウェイ
- 約2年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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