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United States Antimony2025年に自社の鉱区で840トンの鉱石を掘り、1980年代に途絶えた米国内の採掘を再開した。鉱石を掘るだけの会社とも、買った鉱石を精錬するだけの会社とも重ならない形に戻りつつある。
モンタナとメキシコの精錬設備で、世界から集めた鉱石を三酸化アンチモンや金属地金に仕上げて売る。モンタナでは同じ鉱石から金銀も回収し、こちらは鉱石を売ってくれた供給元へそのまま売り戻す。
輸出規制や産地の事情で鉱石が入ってこなくなれば、三倍に増やそうとしている精錬能力が遊ぶ。国防兵站庁の契約は上限額を決めただけで数量を約束しないため、期待した規模の発注が来ない年もありうる。
精錬能力を三倍に広げる工事を進めながら、国防と民間の双方と5年単位の契約を先に押さえていく順序をとる。2025年8月には登記をモンタナからテキサスへ移した。
精錬に回す鉱石はいまも大半が海外からの仕入れで、その調達条件がそのまま原価に効く。2025年9月に国防兵站庁と結んだ5年契約は上限$248Mだが、価格は発注のたびに決まり、2025年12月期には売上に立っていない。
この会社をどう読むか
US Antimonyは、モンタナ州で1970年に操業を始めた古い精錬会社だ。米国内の採掘は1980年代に安い輸入鉱石に押されて止まったが、海外から仕入れた鉱石を精錬する仕事だけは続けてきた。
その地味な会社に、2025年9月、国防兵站庁から上限$248Mの5年契約が舞い込む。国家備蓄向けに純度99.65%の金属アンチモンを納める契約だが、価格は発注のたびに決まる仕組みで、2025年12月期の売上にはまだ計上されていない。
バランスシート (要約)
資産 $154M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $141M(92%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$30M
- 他の流動資産$24M
- 固定資産$99M
- 流動負債$10M
- 長期借入金$58K
- 短期借入金$137K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $39M
- 売上成長率
- 162.8%
- 粗利率
- 25.2%
- 営業利益率
- −21.5%
- 純利益率
- −11.1%
- ROE
- −3.1%
- ROIC
- −4.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$10M
- フリーCF
- −$37M
- 営業CFマージン
- −24.7%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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