
UTI
Universal Technical Institute実習を重んじ、卒業後すぐ働ける技能を授ける実践的な課程が最大の強み。整備士や溶接工など、機械化されにくく人手の不足する技能職に的を絞る。自動車メーカーと組んだ専用の課程や、長年の評判で、技能職を育てる職業学校として確かな地歩を持つ立ち位置にいる。
自動車やバイク、大型車の整備、溶接、冷暖房、そして近年は医療や保育などの技能職を育てる職業学校を運営し、学費が収益の柱になる。実習を重んじた短期の課程で、卒業後すぐに働ける技能を授ける。メーカーと組んで専用の課程も設ける。買収で医療などの分野も広げた。在籍する学生の数と学費を掛け合わせて稼ぐ構造になっている。
営利の職業教育は国の規制と補助金に縛られ、規制の強化や補助の削減は収益を直撃する。景気後退で学生がローンを組みにくくなれば、入学が鈍る。卒業生の就職や収入が振るわなければ、学校の評判と学生集めに響く。買収で広げた分野の統合がつまずけば、見込んだ成長が出ない。
配当を出さず、現金を新しい学科の開設と買収による分野の拡大に充てる経営。退学を防ぐ仕組みと、卒業生の就職支援を重んじる。整備の分野に医療や保育などを買収で加え、技能職の幅を広げて成長を図る方針が特徴になっている。
技能職の需要と、学生の獲得、国の規制に依存する。整備士や溶接工など人手不足の技能職への需要が学生を呼ぶか、入学を増やし退学を抑えて在籍を保てるか、営利の教育への国の補助や規制が厳しくならないか、そして買収で広げた医療などの分野を軌道に乗せられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $826M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $328M(40%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$127M
- 他の流動資産$119M
- 固定資産$580M
- 流動負債$230M
- 長期借入金$84M
- 短期借入金$3M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $836M
- 売上成長率
- 14.0%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 10.0%
- 純利益率
- 7.5%
- ROE
- 19.2%
- ROIC
- 15.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $97M
- フリーCF
- $55M
- 営業CFマージン
- 11.6%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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