まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
Wegovyでは1年以内に64%の患者が使用をやめるという調査があり、その続かなさに薬ではなく機器の側から答えようとする点が他社と違う。猫や犬向けの肥満治療インプラントをOkava Pharmaceuticalsと組んで進めている点も珍しい。
売上はまだほぼない。独自のNanoPortal技術で、皮下に埋めた小型カプセルから薬を長期間一定の速さで放つ仕組みを作る。主力のNPM-139はセマグルチドを使う肥満向けで、ほかにNPM-133とNPM-115、猫や犬向けのOKV-119を並行して進めている。
収入がないまま開発費だけがかさむ状態が続けば、資金調達のたびに既存株主の持ち分が薄まる。週1回注射のGLP-1市場は巨大製薬会社が押さえており、その各社も長期作用型を開発中で、先に出されれば居場所がなくなる。
開発資源は肥満治療のインプラントに絞り込み、そこへ全社の力を寄せている。前身は神経刺激装置のSecond Sight Medical Productsで、2022年の合併を経て今の社名になった。旧来の技術は子会社Cortigentへ切り出している。
前臨床と臨床でどこまでデータを積めるかに、会社の値打ちがそのまま乗っている。承認された製品がないため、開発を続ける資金は増資などの調達に頼っている。
資産 $39M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $16M(40%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
読み込み中…