VREX
Varex Imaging完成した装置を売らず、その中で最も難しい管と検出器の製造だけに絞り込んでいる。開発関連だけで約400人を置き、部品の性能で装置メーカーに選ばれ続けることに資源を集中させる。
X線を発する管と、それを画像に変える検出器を作り、装置を組み立てる医療機器メーカーに納める。Medical と Industrial の二部門を持ち、病院の装置だけでなく空港の保安検査や工場の非破壊検査の機械にも同じ部品が入る。
装置メーカーが部品の内製に踏み切れば、長年の取引先を一度に失う。医療や産業の設備投資が冷えれば装置の生産が鈍り、注文がまとめて止まる。北米・欧州・アジアに拠点を広げる分、為替や貿易の摩擦も直に響く。
株主還元より研究開発への投資を優先し、約2,400人の従業員で開発と製造を並行して回す。派手な事業転換には向かわず、既存の取引先との関係を長く保つ道を選び続けている。
受注の量を決めるのは、装置メーカーの生産計画と、すり減った管の交換需要だ。相手は世界に限られた数社しかなく、長い付き合いそのものが商売の資産になっている。
この会社をどう読むか
Varex Imaging は、レントゲンやCTを撮る「装置」を作っているわけではない。作っているのは、その装置の中でX線を出す管と、画像に変える検出器という、最も技術のいる二つの部品だ。完成品を組み立てる医療機器メーカーに供給する側に回っているため、患者や技師がこの社名を目にすることはまずない。
医療向けだけでなく、空港の手荷物検査や工場の非破壊検査といった産業向けの装置にも同じ部品が使われている。二つの市場を持つおかげで、片方の需要が鈍っても業績が丸ごとは止まりにくい。
バランスシート (要約)
資産 $1.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $473M(43%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$145M
- 他の流動資産$497M
- 固定資産$466M
- 流動負債$187M
- 長期借入金$366M
- 短期借入金$2M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $845M
- 売上成長率
- 4.1%
- 粗利率
- 34.4%
- 営業利益率
- −3.3%
- 純利益率
- −8.3%
- ROE
- −14.9%
- ROIC
- −2.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $42M
- フリーCF
- $19M
- 営業CFマージン
- 4.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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