ALZN
Alzamend Neuro看板のAL001は、リチウムをサリチル酸とプロリンと組み合わせた結晶に作り替えた飲み薬だ。第I相では既存の300mgカプセルと同等の血中濃度を半分の量で出しており、狙いは通院のたびの血中濃度検査を要らなくすることにある。
承認薬も売上もなく、運転資金はすべて増資でつないでいる。二つの候補はどちらも南フロリダ大学の研究財団から買った独占実施権で、売れれば売上の4〜4.5%を実施料として払う契約になっている。
会計年度末の手元資金は$3.9Mで、これでは12か月を賄えないと自ら書いている。ワクチン側は2024年2月に受託研究機関から契約を打ち切られ、代わりの委託先を探したまま試験が止まっている。
薬を自分で探さず、大学から借りた権利を臨床で育てて価値を上げる立て付け。後期の開発と販売は製薬会社と組んで任せる前提で、自社で売る計画は置いていない。
2024年8月に組んだマサチューセッツ総合病院とハーバード大学との画像試験が要になる。既存のリチウム塩と比べて脳の中の濃度がどれだけ上がるかを健常者と患者で測る五本立てで、ここで差が見えなければ次の資金調達の材料がない。
この会社をどう読むか
Alzamend Neuroの看板候補は、19世紀から人が飲んできたリチウムの改良版だ。気分の波を抑える薬として今も第一選択に残る一方、中毒域が近いため、飲むたびに血中濃度を測らせる面倒がついて回る。
AL001はそのリチウムを別の成分と組んだ結晶に作り替えた飲み薬で、第I相では半分の量で既存の300mgカプセルと同等の濃度を出した。ただし特許は南フロリダ大学から買ったもので、同社の役目は試験を回して価値を上げ、後の開発と販売を製薬会社に託すところにある。
バランスシート (要約)
資産 $2M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $733K(35%)。
開示から読める範囲では並の水準
- 現金・現金同等物$711K
- 他の流動資産$1M
- 固定資産$315K
この判定で見た指標: 自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$8M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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