BNKK
Bonk Inc社名はJupiter Wellness、Safety Shot、Bonkと数年で三度変わった。育毛や白斑、性の健康向けといった旧来の製品群は2024年に子会社ごと切り離し、二日酔い対策の飲料、エナジードリンク、暗号資産へと中身を入れ替えてきた。
実際に物として売れているのは二つだけだ。2023年12月に出した血中アルコールの分解を助ける4オンスの飲料Sure Shotと、2025年6月に取り込んだエナジードリンクのYerbaéである。加えて2025年8月、関連当事者のBonk Digital社と契約し、同社のデジタル基盤が将来生む収入の分け前を受け取る権利を得た。
保有するBonkトークンは期限のない無形資産として計上され、相場が下がった分はその期の損益に直接乗る。社名を変えたのが2025年10月で、暗号資産の運用は長い期間の検証を経ていないと自ら認めている。飲料側も競合が多く、単独では小さい。
飲料の棚を守りながらトークンの保有へ資金を振り向ける二正面で、その入り口となったBonk Digital社との契約は関連当事者取引として結ばれている。会社の名前を事業に合わせて掛け替えることをためらわない。
小売とネット通販で飲料がどれだけ動くかと、Bonkトークンの相場および基盤の使われ具合という、性格の違う二つに業績が同時にかかる。
この会社をどう読むか
2023年は育毛剤と皮膚薬の会社、2024年は二日酔い対策の飲料会社、2025年はエナジードリンクを買った会社、そして年末には暗号資産の会社。三年で三度、看板を掛け替えたのがBonk Incである。旧来の製品群は2024年に子会社ごと外へ出した。
いま同じ帳簿に、棚に並ぶ4オンスの飲料と、値が毎日動くBonkトークンが並んでいる。前者は売れた分だけ入り、後者は下がった分だけその期の損として乗る。稼ぎの実体と、会社が名乗っている看板が、まだ揃っていない。
バランスシート (要約)
資産 $41M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $35M(85%)。
開示から読める範囲ではおおむね健全
- 現金・現金同等物$2M
- 他の流動資産$4M
- 固定資産$35M
- 流動負債$6M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2M
- 売上成長率
- 201.6%
- 粗利率
- 58.5%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −194.8%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- —
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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