
CLMT
Calumet北米でいち早く再生航空燃料の量産体制を築いた先行者の地位と、政府の融資保証という後ろ盾が最大の強み。特殊な蝋や潤滑油の老舗事業は、競合の少ない隙間で現金を生む。航空の脱炭素という長い波の入り口に立つ、転換途上の銘柄という立ち位置にいる。
蝋や溶剤、特殊潤滑油といった石油由来の特殊製品の製造販売が収益の土台になる。注目はモンタナ州の製油所を転換した再生燃料の事業で、植物油や廃油から再生ディーゼルと再生航空燃料を作る。政府の融資保証も得た。特殊品の安定と再生燃料の成長の二つの事業で稼ぐ構造を目指している。
再生燃料の値差は政策と市況で乱高下し、利益の見通しを狂わせてきた。重い借金は金利と資金繰りの重荷であり続ける。政策の後退は再生燃料の前提を崩す。特殊品も景気の波で数量が振れる。
配当はなく、現金を借金の返済と再生燃料の能力拡張に集中する経営。組織の形態も改めて資本市場との関係を作り直した。特殊品の売却益も使いながら財務を軽くする方針が特徴になっている。
再生燃料の採算と、政策の支援、特殊品の需要に依存する。再生航空燃料の義務化と税優遇が採算を支えるか、原料の植物油の価格と製品の値差が利益を生むか、政府融資の条件を守れるか、そして特殊品の事業が現金の土台を保つかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $2.7B を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。営業利益が支払利息に届いていない、借金は本業の稼ぎの約8.7年分
- 現金・現金同等物$125M
- 他の流動資産$733M
- 固定資産$1.8B
- 流動負債$841M
- 長期借入金$2.1B
- 短期借入金$156M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $4.1B
- 売上成長率
- −1.2%
- 粗利率
- 5.9%
- 営業利益率
- 2.6%
- 純利益率
- −0.8%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $109M
- フリーCF
- $57M
- 営業CFマージン
- 2.6%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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