
GNLX
Genelux全員に同じウイルスを投与しながら、生じる免疫反応は患者ごとの腫瘍の目印に合わせて変わる、という設計を掲げる。小型のバイオが製造を外部へ委ねるなか、サンディエゴの自社cGMP工場で臨床用の材料を自前で作っている。
承認された製品はまだなく、売上と呼べるものはない。中国・台湾・香港・マカオでの開発と販売の権利はNewsoaraへ独占ライセンスしており、その地域の費用と手間は相手が負う。
後期試験でつまずけば、代わりの柱がすぐには立たない単一事業の構えである。ウイルスを使う療法は効き目と安全性の両立が難しく、固形がんは特に攻めにくい。工場を先に持つぶん、承認が遅れれば固定費だけが残る。
人も金も、主力一本の後期試験とその量産準備に張り付いている。中国圏はライセンス先に任せ、自社は米国での承認取得だけを追う形をとる。
卵巣がんを対象にした第3相のOnPrime/GOG-3076試験の結果が、会社の値打ちのほとんどを決める。並行して進む非小細胞肺がんと小細胞肺がんの試験は、その次の柱の候補にあたる。
この会社をどう読むか
Genelux が扱うのは薬というより、がん細胞の中で増えるよう仕込まれたウイルスである。改変したワクシニアウイルスOlvi-Vecが腫瘍を壊し、その過程で免疫が患者固有の目印を覚える。
変わっているのは順番だ。承認された製品がまだ一つもない段階で、サンディエゴに自前のcGMP工場を構え、臨床用の材料を自分で作っている。中国圏はNewsoaraに委ね、自社は卵巣がんの第3相だけを追いかけている。この一本が通るかどうかに、会社の将来がほぼ集約されている。
バランスシート (要約)
資産 $19M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $12M(61%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$5M
- 他の流動資産$10M
- 固定資産$4M
- 流動負債$6M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $8K
- 売上成長率
- 0.0%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −278.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$25M
- フリーCF
- −$26M
- 営業CFマージン
- −315850.0%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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