まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
株式の過半をValhi、その親会社Contran、Simmons家の信託が階層的に握るファミリー企業で、NL Industriesとも資本でつながる。ノルウェーにイルメナイト鉱山を自前で持ち、欧州の硫酸法工場へ原料を送りながら、競合にも同じ鉱石を売っている。
塗料やプラスチック、紙を白く不透明にする顔料、二酸化チタン(TiO2)を欧州・北米の工場で作り、約100カ国3,000社の顧客に売る。用途で最も大きいのは塗料で、2025年の販売量の59%を占めた。
TiO2の市況が下向くと、工場を止めきれない固定費の重さが利益を急速に圧迫する。欧州のエネルギー価格の上昇と、安い供給が増えたときの価格競争が、収益力をさらに削る。
市況の谷では生産を絞って費用を抑え、好転すれば持分の買い増しで構造を単純にする。2024年7月にはルイジアナの合弁工場の残り半分を$185Mで買い取り、完全子会社にした。配当は続けている。
TiO2の相場が需給で大きく上下し、その水準がそのまま利益の振れ幅になる。塗料や建設向けの最終需要と、鉱石やエネルギーの調達費用も効いてくる。
資産 $1.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $751M(41%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
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