まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
同業の多くが製造を外部に委託するなか、この会社は供給網を自分で握ることを信条にして、5大陸8カ国に9つの工場を持ち続けている。
「Lakeland Fire + Safety」の名で、化学防護服や使い捨ての防護服、消防用装備を米国アラバマ州の本社から世界へ売る。2026年3月には耐火・高視認性の衣料事業を同業へ譲り、消防と化学防護に品揃えを絞った。
自社工場を9カ所抱える分、稼働率が落ちたときの固定費が直に効く。買収を重ねる戦略も、統合に手間取れば利益を削る側に回る。感染症の流行のような一時的な需要増と、その反動も業績を振れさせる。
縫って売るだけの会社から抜けようとしている。衣料の一部を手放す一方で、装備を長く使わせる点検・補修の会社を買い足す組み替えが進む。
消防用装備の需要と、買った会社をどれだけ取り込めるかで伸び方が変わる。2025年9月には消防装備の除染・点検・補修を手がけるアリゾナの企業を買っており、本業の防護服とどう噛み合わせるかが次の課題になる。
資産 $210M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $129M(62%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
読み込み中…