MYGN
Myriad Genetics一分野に絞る新興勢と違い、三つの領域それぞれに看板を置いている。MyRiskは63の遺伝子を調べて11種類のがんのなりやすさを判定する幅広い検査で、これを地域医療まで届ける営業網と組み合わせている。
医師の依頼を受けて検査を行い、1件ごとに料金を得る。柱はがんのなりやすさを見るMyRisk、抗うつ薬の効き方を予測するGeneSight、出生前のリスクを調べるPrequelの三つ。近年は再発の兆しを血液で追うMRD検査にも力を入れている。
保険会社が支払いの範囲を絞れば、どの検査も収益が直に揺れる。遺伝子検査はこの10年で参入が相次ぎ、価格と精度の競争が厳しい。がん検査の独占は特許をめぐる裁判で崩れており、同じ検査を他社も提供できる。
稼いだ分はMRDなど次の検査の開発と、営業網の維持に回す。AI診断のPATHOMIQ、液体生検のSOPHiA GENETICSと相次いで提携し、自前開発だけに頼らない体制を広げている。
収益は検査の件数と、1件あたりいくら回収できるかの掛け算で決まる。回収額を握るのは保険会社の支払い基準で、件数を支えるのは地域の開業医まで届く営業網だ。
この会社をどう読むか
Myriad Genetics の看板は、がんのなりやすさを調べるMyRisk検査だ。63の遺伝子を一度に読み、11種類のがんについて発症しやすさを判定する。
同社はこれに加えて、抗うつ薬の効き方を予測するGeneSightと、出生前のリスクを見るPrequelを持つ。一分野に的を絞る新興の検査会社とは、この三本立ての構図が違う。ただし収益は保険会社の支払い基準に敏感で、がん検査の独占は特許をめぐる裁判ですでに崩れている。
バランスシート (要約)
資産 $707M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $368M(52%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約11年分
- 現金・現金同等物$150M
- 他の流動資産$183M
- 固定資産$374M
- 流動負債$134M
- 長期借入金$120M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $825M
- 売上成長率
- −1.6%
- 粗利率
- 69.9%
- 営業利益率
- −47.0%
- 純利益率
- −44.4%
- ROE
- −99.4%
- ROIC
- −62.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $2M
- フリーCF
- −$14M
- 営業CFマージン
- 0.2%
- 現金ランウェイ
- 約11年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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