NXDT
NexPoint Diversified Real Estate Trust建物を持つだけでなく、不動産に関わる株式や債券への投資も本業に組み込む。家賃収入に徹する一般的な不動産投資信託とは、値動きの出方がそもそも違う。
家賃収入に加えて、投資先の株式や証券からの配当・値上がり益を積み上げて分配する。運用の実務は外部の助言会社に委託しており、自社は取締役会と役員だけを置く軽い体制を取っている。
不動産と証券の両方に幅広く投資している分、どちらかの市況が崩れても業績が沈む。外部の運用会社には同じ経営陣が運用する姉妹の不動産信託が複数あり、投資機会をどこに割り振るかで利益相反が生じうる。
経営の実務を外部の運用会社に委ね、取締役会が方針を監督する体制を取る。配当を分配金として株主に還元する一方、内製化するかどうかは今後の検討課題として残されている。
保有物件の稼働率と投資先証券の値動きが業績を作り、そこへ外部の運用会社がどこに資金を割り振るかという判断が重なる。
この会社をどう読むか
NexPoint Diversified Real Estate Trust を読み解く鍵は、保有資産の中身より運用の体制にある。自社に実務部隊を持たず、経営そのものを外部の助言会社に委ねているからだ。
この助言会社は集合住宅や戸建て賃貸、住宅ローン証券に絞った姉妹の信託も同時に運用している。良い投資機会をどの器へ振り分けるかという利益相反が構造として組み込まれており、NXDTはその中で不動産と関連証券の両方を持つ枠にあたる。
バランスシート (要約)
資産 $1.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $700M(65%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$8M
- 長期借入金$77M
この判定で見た指標: 自己資本比率・D/E。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $86M
- 売上成長率
- 3.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −1.6%
- 純利益率
- −151.4%
- ROE
- −18.6%
- ROIC
- −0.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $9M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 10.7%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $6M
- 配当性向
- —
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