PBH
Prestige Consumer Healthcare各分野でよく知られた定番の市販ブランドを多数抱え、薬局の棚と消費者の信頼を押さえた地盤が最大の強み。新薬の開発に頼らず、既存ブランドを買って育てる手堅い手法を取る。日常の不調という尽きない需要を、息の長いブランドの束で安定して刈り取る立ち位置にいる。
薬局やスーパーで処方箋なしに買える、せきや胃腸、目薬、消毒、女性向けなどの市販の薬と健康用品のブランドを多数抱え、その販売が収益の柱。新製品の開発より、既に知られた定番のブランドを買い取って育てるやり方を取る。広告で名前を保ち、薬局の棚を押さえる。生活に根ざした地味な需要を、安定して刈り取る構造になっている。
小売が自社の安価なブランドを棚に増やすと、定番品でも値下げや棚の縮小を迫られる。ブランドへの広告を怠れば、消費者の記憶から薄れて売れ行きが落ちる。買収頼みの成長は高値づかみや統合の失敗が高くつき、借入の負担も重くなる。景気後退では割安な後発品への流出が進む。
配当を出さず、現金を市販ブランドの買収と借入の返済に充てる経営。広告と棚の確保で定番の地位を守ることを重んじる。手堅く稼ぐブランドを選んで買い増し、品揃えの幅を広げて需要の偏りを抑える方針が特徴になっている。
市販薬の需要と、ブランドの維持、買収に依存する。日常の不調に使う市販の薬と健康用品が安定して売れ続けるか、広告と棚の確保で定番ブランドの地位を保てるか、買収で品揃えを増やし続けられるか、そして小売の自社ブランドや安価な後発品との競争に耐えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $3.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.9B(54%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$64M
- 他の流動資産$368M
- 固定資産$3.1B
- 流動負債$121M
- 長期借入金$994M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.1B
- 売上成長率
- −4.3%
- 粗利率
- 54.7%
- 営業利益率
- 28.4%
- 純利益率
- 17.5%
- ROE
- 10.1%
- ROIC
- 8.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $258M
- フリーCF
- $246M
- 営業CFマージン
- 23.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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