PDEX
Pro-Dex自社ブランドを持たない。相手の設計どおりに作ることも、自社特許のトルク制限機構を組み込んだ製品を任されることもあり、どちらでも受託に徹している。
整形外科・胸部外科・頭蓋顔面外科向けに、滅菌して繰り返し使える電動ドライバーとシェーバーを設計・製造する。売り先は医療機器メーカーで、2025年6月期は機器本体が売上の72%、その修理が28%を占めた。
最大顧客が発注を絞る、あるいは調達先を替えるだけで土台が崩れる。製品は相手先ブランドの中に組み込まれるため、相手の機器が売れるかどうかにも収入が連動する。
アーバインで機械加工し、4マイル離れたタスティンで組み立てと修理を行う二拠点の体制。少数の大口顧客との関係を守ることを最優先に据え、生産能力の増強に自己資金を投じてきた。
上位2社の発注量に事業の大半がかかる。2025年6月期は最大顧客だけで売上の75%、2番目が12%で、合わせて87%に達した。守秘義務契約により顧客名は開示されていない。
この会社をどう読むか
Pro-Dexの2025年6月期の売上は$66.6Mだが、そのうち75%は顧客1社から来ている。2番目の顧客を足すと87%。守秘義務契約のため、その2社の名前は公表されていない。
何をしている会社かというと、骨を削りネジを締める手術用の電動ドライバーを、他社のブランド名で出すために設計し組み立てている下請けだ。自社特許のトルク制限機構は他社にない強みで、技術の評価は高い。ただし、その技術を買う相手が極端に少ない。相手の機器が売れるかどうかまで含めて、この工場の業績は他人の都合で決まる。
バランスシート (要約)
資産 $75M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $48M(64%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$8M
- 他の流動資産$45M
- 固定資産$21M
- 流動負債$13M
- 長期借入金$18M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $78M
- 売上成長率
- 16.5%
- 粗利率
- 31.4%
- 営業利益率
- 16.8%
- 純利益率
- 17.6%
- ROE
- 28.7%
- ROIC
- 15.8%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $7M
- フリーCF
- $7M
- 営業CFマージン
- 9.3%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
PDEX の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…