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sodate Daily2026.07.235分で読めるsodate 編集部

注文帳に3カ月で$60Bが積もった ── スーパーマイクロ「速報値」一枚が、AIサーバー株を総立ちにした

水曜の米国株は、引け後のアルファベットとテスラの決算を前に小幅安で止まった。その水面下でスーパーマイクロが新規受注$60B超の速報値を開示し、デルやエヌビディアまでAIサーバー関連が総立ちに。反対側ではペガシステムズの決算ミスがソフトウェア売りを加速させ、原油はブレントが一時$95を超えた。

スーパー・マイクロ・コンピューターの本社キャンパス(米カリフォルニア州サンノゼ)。新規受注$60B超の速報値で株価は19.8%上げた
SMCI · CC BY-SA 4.0

水曜の米国株は小幅安だった。S&P 500 -0.14%、ナスダック -0.57%、ダウはほぼ横ばい。引け後にアルファベットとテスラの決算を控え、指数は動くに動けなかった。

その足踏みの下で、一枚の開示が景色を変えた。スーパー・マイクロ・コンピューターが6月末四半期の速報値として、新規受注$60B超・受注残の過去最高・粗利率見通しのほぼ倍増を示したのだ。AIサーバーの需要は、この日から「思惑」ではなく「注文の数字」になった。

反対側では、ソフトウェアが売られ続けた。情報技術セクターは-1.69%で11業種の最下位。AIの予算がソフトからハード(サーバー)へ流れる構図が、勝つ側と負ける側の両方の株価で同時に確認された一日だった。

3つのポイント

  1. AIサーバーの需要が「注文」で証明された:スーパーマイクロは3カ月で$60B超の新規受注を積み、粗利率見通しを8.2〜8.4%から15〜17%へ引き上げて19.8%高。読み替え買いでデルが9.3%高、GPU供給元のエヌビディアも2.3%上げ、ナスダック安の日にAIサーバーの一角だけが総立ちした。

  2. ソフト売りは3日目に入った:業務ソフトのペガシステムズが売上・利益とも予想未達で16%安となり、理由を「AI市場のかつてない変化で顧客が購入判断を先送りしている」と説明した。この一言がServiceNow6.5%安、UiPath11%安と業種全体に広がった。

  3. 空爆11夜目で、ブレントは$95に触れた:米軍のイラン攻撃が11夜連続となり、ルビオ国務長官の「テヘランは交渉に本気でない」という発言で前日の停戦観測がしぼんだ。ブレント原油は一時$95超と約6週間ぶりの高値を付け、エネルギーと素材・公益がこの日の上位3業種に並んだ。金は一時$4,150、銀は$60目前まで買われた。

補足

決算の採点は対照的だった。GEベルノバは通期見通しを引き上げてすら8.7%安、鉄道機器のワブテックは予想超えと通期上げで10%高の52週高値。フィリップ・モリスも52週高値を付けた。ほかにペンスキー・オートモーティブが三井物産陣営の1株$210非公開化提案で10%高となっている。

今夜の焦点は、引け後に出そろった決算だ。アルファベットは売上・利益とも予想を上回りクラウドは82%増だったが、四半期の設備投資$44.9B(前年の約2倍)が嫌気され時間外で売られた。ServiceNowは全項目でガイダンス上限を超えて通期を引き上げ、テスラも発表を終えた。木曜の相場は、この3本の消化から始まる。

深掘り

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