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sodate Daily2026.07.245分で読めるsodate 編集部

答え合わせの曜、AIの「請求書」だけが見られた ── テスラ14.5%安アルファベット7.1%安数千億ドル消えた

木曜の米国株は決算の答え合わせで大きく崩れた。前夜のテスラとアルファベットの決算で、市場が見たのはAIへ膨らむ設備投資の「請求書」だけ。メガキャップAIが総崩れし、ナスダックは2.15%安。一方で紅海のタンカー攻撃でブレントは$100を超え、防衛と決算合格組には資金が逃げ込んだ。AIの請求書を払う側から、受け取る側へ資金が移った一日だった。

アルファベット(グーグル)本社。クラウド82%増の好決算でも、設備投資の増額が嫌気されて7.1%安となった
Austin McKinley · CC BY 3.0

木曜の米国株は大きく崩れた。S&P 500は1.21%安、ナスダックは2.15%安。前夜に出そろったテスラとアルファベットの決算の「答え合わせ」が、市場全体を沈めた。

決算の数字自体は悪くなかった。テスラは売上が25%増え、アルファベットはクラウドが82%も伸びた。それでも市場が反応したのは、その裏で膨らむAIへの設備投資——いわば「請求書」の金額だった。テスラは利益が予想を大きく下回って14.5%安、アルファベットは2026年の設備投資計画を$200B近くまで積み増したことが嫌気されて7.1%安。2社だけで数千億ドルの時価総額が消えた。

前日の水曜、スーパーマイクロの$60Bの受注でAIサーバー株が総立ちになったばかりだ。そのわずか一夜で、市場の視線は「AIの注文を受ける側」から「AIの請求書を払う側」へ移った。

3つのポイント

  1. AIの「払う側」が総崩れしたテスラはフリーキャッシュフローが赤字に転落して14.5%安、アルファベットは設備投資の増額で7.1%安。連想でアマゾンが4.6%安、オラクルは52週安値まで売られた。巨額投資の回収時期への懸念が、ハイパースケーラー全体に広がった。

  2. 受け取る側と決算合格組には、資金が逃げた:同じ日、AI投資を受け取るマイクロンは3.2%高。決算で受注残が過去最高になった防衛のロッキード・マーチンが10.5%高、RTXが7.3%高。研究機器のサーモフィッシャーも8.7%高と、稼ぐ力を数字で見せた銘柄に買いが集まった。

  3. 原油は$100を超えたのに、株は追いつかない:紅海でサウジ原油タンカー2隻が攻撃され、ブレント原油は7%高の$100.69と8週間ぶりに大台へ乗せた。ところがエネルギー株はほぼ無反応。中東の緊張が「一時的」と見なされ、供給不安が株価にまだ織り込まれていないことを示した。

補足

売られた側では決算の中身が厳しく問われた。半導体のSTマイクロエレクトロニクスは次の四半期見通しの弱さで18.7%安、通信のT-モバイルは利益が予想を超えても加入者の伸びの鈍化を警告して10.8%安。食料品のアルバートソンズは消費者の慎重化を理由に通期見通しを2割下げて21.6%安と、業界ごとに異なる弱点が同じ日にまとめて採点された。

買われた中小型も材料は明確だった。がん治療機器のノボキュアが過去最高の売上で28.4%高、鉄鋼のクリーブランド・クリフスは防衛向け鋼板の契約で16.0%高。全面安の中でも、決算で数字を出した銘柄は逆行高した。

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