
CELH
Celsius Holdings嗜好の違う3ブランドを一社で揃え、客層を食い合わずに棚を分けて取れる点がほかの単一ブランド勢と違う。Pepsiは優先株を引き受けて資本まで入れており、いつでも配送先を切り替えられる普通の取引先とは事情が違う。
主力のCELSIUSに加え、2025年に買収したAlani NuとRockstarを店頭に並べる。毛色の違う3ブランドをPepsiと結んだ17年の配送契約に乗せ、自前では持てない全米の棚を確保している。
3ブランドの棚をPepsiの営業力頼みで維持しており、配送網の運用や優先順位づけが崩れると出荷が滞る。エナジー飲料は流行の移り変わりが速く、Alani Nuの若年層人気が陰れば、買収で積み上がったのれんの重さが表に出る。
2025年の連続買収で貸借対照表は一変し、のれんは$71.6Mから$917.6Mへ膨らんだ。旧代理店への解約金の支払いを片づけ、3ブランド体制を軌道に乗せることに経営の関心が向いている。
買収したばかりのAlani NuとRockstarを、既存の販売網に混乱なく統合できるかで当面の業績が決まる。Pepsiへの切り替えに伴う旧代理店との契約解消費用の清算も、一巡するまで数字を読みにくくしている。
この会社をどう読むか
2025年、Celsius Holdingsは自社のエナジー飲料CELSIUSにAlani NuとRockstarを重ね、看板を3枚抱える会社に姿を変えた。同じ年に、飲料大手との関係も配送網ごと預ける17年の長期契約へ踏み込んでいる。
見どころは、伸びのうちどこまでが買収の足し算で、どこからが自力かという分解だ。旧代理店との手切れ金や長期契約の会計処理が数年にわたって数字を歪めるので、決算の見出しに出る増収率だけでは実力を測りにくい。
バランスシート (要約)
資産 $5.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.2B(23%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$399M
- 他の流動資産$1.4B
- 固定資産$3.3B
- 流動負債$1.1B
- 長期借入金$670M
- 短期借入金$7M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.5B
- 売上成長率
- 85.5%
- 粗利率
- 50.4%
- 営業利益率
- 5.6%
- 純利益率
- 4.3%
- ROE
- 9.1%
- ROIC
- 6.0%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $359M
- フリーCF
- $323M
- 営業CFマージン
- 14.3%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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