半導体株(米国)
20 銘柄を 6 つの役割に分けています
半導体をめぐる米国の主要銘柄を集めた。設計に強い会社、受託で作る会社、製造の装置を握る会社など、同じ半導体でも担う場所が違う。人工知能やデータセンターの需要にどう乗るかを軸に読み比べられる。
市場データを取得中。特集の解説を見直した日: 2026年9月3日
役割で読む
同じテーマでも、担っている場所が違えば稼ぎ方も崩れ方も変わります。銘柄名をひらくと、その会社ひとつの性格読みが読めます。
設計で 稼ぐ
回路を描き、製造は他社の工場に出す組。工場を持たないので設備の重さから自由な代わりに、作ってもらえる枠の取り合いになる。ARM だけは製品も作らず設計図の使用料で稼ぐので、機器の出荷が増えるほど後から効いてくる。
工場を 持って 作る
実際にシリコンを焼く側。巨額の設備を先に建ててから注文を待つ構造なので、稼働が落ちると固定費がそのまま重しになる。受託専業の TSM、再建の途中で受託にも乗り出す INTC、記憶用の市況に丸ごと左右される MU と、同じ工場持ちでも揺れ方が違う。
製造の 装置を 握る
チップそのものの需要ではなく、半導体メーカーが工場に使う金額で業績が決まる組。だから景気の谷では注文がまとめて消える。露光の ASML のように代わりの利かない装置を持つ会社は、その谷でも値段を下げずに済む。
設計を 支える ソフト
チップを描くための専用ソフトを、年ごとの契約で貸す二社。設計が複雑になるほど必要になり、途中でやめると開発中の製品が止まるので乗り換えが起きにくい。半導体の市況が悪い年でも売上が大きくは落ちない、この面で最も穏やかな性格。
身の 回りの機器を 動かす半導体
人工知能ではなく、車や工場、家電に入る地味な部品で稼ぐ組。一個あたりは安いが製品寿命が長く、同じ品番が何年も売れ続ける。景気と車の販売に連動するので、データセンターが好調でもこの組だけ沈む年がある。
周辺 — 半導体は 作らないが、 需要を 最初に 受ける
SMCI はチップを作らず、他社のチップを載せたサーバーを組んで売る会社。半導体そのものの会社ではないので群を分けたが、人工知能向けの注文が増えるとき最初に数字が動く場所でもある。利幅の薄い組み立ての商売なので、同じ追い風でも設計会社ほど儲けが残らない。
この置き方の根拠: Supermicro 2026 年 6 月期の決算発表 (8-K) — サーバーなどの IT 機器を組んで売る会社
20 銘柄を並べ替えて比べる
騰落率・配当・時価総額で並べ替え・絞り込みができます。数値の基準日は上記の米国終値です。
ひとくちに半導体株といっても、設計・受託製造・製造装置で役割はまるで違います。人工知能で注目される米国の半導体銘柄を、稼ぐ場所の違いから整理します。
半導体の会社に見えるエヌビディアが、実はソフトの囲い込みで強さを保っている構造。AIの「つるはし」を売る立場と、開発者が離れられない仕組みの話。
「FOMCで利上げ観測」だけで株価が大きく動くのはなぜか。金利が株価に効くしくみと、金利が上がるとハイテクが売られ金融が買われやすい理由を、やさしく解説します。
成長を買うグロース株と、割安を買うバリュー株。値動きの性格や向いている局面がどう違うのかを、米国株の具体例を交えてやさしく解説します。